代表挨拶

新生児医療、救急医療、そして障害児(者)医療の進歩によって、気管切開や経管栄養などの医療的ケアを永続的に必要としながら、生活している子どもたちが、年々増えてきています。高度な医療的ケアを必要とすればするほど、集中治療室での管理を必要としない安定した状態に至ってからも、病院生活から離脱することは困難で、NICUや急性期病棟に長期滞在するケースが蓄積していることが問題になっています。この問題は、病棟運営を困難にし、新しい入院患者の受け入れに支障を来たしているからだけでなく、小児は本来、家族の一員として生活しながら、地域社会の一員として成長発達するチャンスを与えられることがのぞましいことからも、急いで解決すべき課題です。
乳幼児の在宅医療実現には、単に医学的な手技手法の伝達だけでなく、福祉行政の知識、さらに家族への精神的支援も欠かせません。また、地域や変化する政策に応じて多角的に対応方法をアレンジする必要があります。
変容の激しい時代に即した対応や情報が求められています。多職種の連携と協働が必要です。職種を超えて、情報受け手側と提供者側双方からの情報を収集し、意見交換し、問題解決を支援するために、WEBサイトを開設しました。

このサイトを通して、関係者の皆様と議論し、より迅速に時代の動きを反映した対策に結び付けていきたいと思います。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

尚、このサイトは、厚生労働科学研究費補助金(子ども家庭総合研究事業H20-子ども-一般-001)研究「重症新生児に対する療養・療育環境の拡充に関する総合研究」班 主任研究者 田村正徳の研究費で運営し、運営の成果を分析し報告いたします。

代表 田村正徳